マインドフルネスを科学的に解説するということ

映画「天使と悪魔」で、ロバートラングドンが言った「ガリレオは宗教と科学は同じことを語る異なった言語だと考えた」という言葉が記憶に残っています。

 

どちらも真理を追求するものでしょうが、西洋文明に染まった私たちは、現代科学で証明できないことは真実ではない、と否定する傾向があるように感じます。

 

いまだに科学で解明できていないことが多く存在するというのに、私たちの思考がいかに柔軟性に欠けているかを表しているように感じます。

 

さて、表題の「マインドフルネスを科学的に解説するということ」ですが、私たちの心は物質的な形が無く、未だ科学で記述できるレベルには至っていないようです。

 

そのため、例えば精神疾患を引き起こす物質的な仕組みについては、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン等のモノアミン神経伝達物質や身体各器官の反応(働き)などで、なんとなく「科学的に」解説されています。

 

私自身、クライアントの方へ科学的な表現でマインドフルネスの効果について正しく解説できるよう、常に新しい情報を得るように努力しています。

 

しかしながら、例えば、人がストレスを受けたときに視床下部が反応して、神経伝達物質によって下垂体から副腎皮質へ反応が起きていくといった現象の根っこの部分、つまり、刺激が扁桃体などを経由して伝わる際、具体的にどの器官がどのような仕組みで自分にとっての善悪をどのように判断しているのか等は、色々調べてもよく分かりません。

 

それらしいことを記述している文献を呼んでも、理解力が足りないのかなんとなくよく分かりません。

 

なので、スッキリと解明されていないから、読んでもよく分からないのだろうと理解しています。

 

マインドフルネスを継続することによって得られる効果は、個々人によって程度は異なりますが現実に存在します。

 

ただ、効果が発現する仕組みが「科学的に」完全に解明されているかというと、まだ道の途中というところでしょうか。

 

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