世界はマトリックスなのか

唐突ですが、私達はバーチャルの世界に生きていると言ったら、思わず引いてしまう人がいるかもしれませんね。

 

これはソッチ系の陰謀論とかではありませんよ。

 

私たちは自分の周りにある事象そのものを直接見たり聞いたり感じたりしているわけではありません。

 

私たちは目や耳 などの感覚器官を通してモノやコトを認識しています。

 

感覚器官を通して電気信号に変換された視覚情報や聴覚情報は、脳内の神経経路により、それぞれ機能を担当する場所に届けられます。

 

そして映像や音等のイメージとして再構成されます。

私達はその再構成されたモノやコトを、現実のモノやコトとして感じているのです。

 

ここで問題となるのは、脳内で再構成されたイメージは、感覚器官で受け取った情報そのものではない可能性がある事です。

 

再構成の際に自分の価値観(フィルターと言ってもいいですけど)いうバイアスがかけられ脚色されてしまうのです。

 

そんなこと信じられないよと思う方は、こういうシチュエーションを考えてみてはいかがでしょう。

 

職場で上司が複数の部下を集めて、集められた皆に何か指示をしたとします。

指示を受けた皆の中で、ある人はいつもと変わらない通常の業務指示として受け取り、別の人はそこに自分に対する叱責のニュアンスが入っていたと感じて不快な気分になったというようなケースです。

 

同じ場で同じ情報を受け取っても、個人によって受け取り方(感じ方)は異なる場合があります。

 

先の場合では、部下が通常その上司をどのような感情を持って眺めているかによって も、上司の言葉の受けとり方、感じ方が変わります。

 

また、同じ話を同時に聞いたとしても 自分の関心がどこにあるかで記憶として残る内容が変わってしまうこともあります。

 

話の内容で関心がある部分は興味を持って正確に受け止め、 関心がない部分は脳内に電気信号として入力されているにもかかわらず、再構成される際に情報として採択されないということでしょうか。

 

心で感じる感覚とはこういうものですから、自分の見聞きしたり、触って感じたりした事が全て真実そのものであるなどとは、到底言えませんね。

 

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